◆あらすじ
『おたまじゃくしがお母さんを探す』(小蝌蚪找ママ)
お母さんカエルが目を離した隙に卵が孵って、おたまじゃくしたちはお母さんを探しに出かける。金魚やナマズをお母さんと間違え、池の中を大冒険。戻ってきたお母さんカエルも必死になって子どもたちを探し、水草にからまったところを助けてくれたカニが教えてくれて、ようやく子どもたちと巡りあう。
『牧笛』(牧笛)
村の牧童が水牛を連れて川辺にやってくる。牧童の横笛にうっとりと耳を澄ます水牛。木の幹に腰かけ、うとうとし出した牧童は水牛の夢を見る。夢の中で水牛は牧童の呼ぶ声にも振り向かず、どんどん山の中へと入っていってしまう。やがて、ハッと夢から醒めた牧童が牧笛を吹くと、水辺にいた水牛が笛の音に気づいて、牧童のそばに戻ってくる。夕焼けに染まった、のどかな田園地帯の中を家路につく牧童と水牛。