2014年1月1日、昨年の中国映画市場における興業収入が、過去最高となる215億元(約3740億円)と発表され、その成長を米メディアも報じている。
急成長する中国映画市場について、米メディアは1日、「特にここ1年の成長は驚異的。ハリウッド映画にも対抗できる」と論評している。
ヒットの目安とされる興収1億元(約17億円)超えを達成したのは、計61本と過去最高。その内訳をみると、中国語映画の34本に対し海外作品は27本で、国産映画の成長ぶりが顕著となっている。この数の多さから、ヒットの目安は5億元(約87億円)の時代が来たのでは?との見方もされている。
年間トップの興業収入を記録したのが、チャウ・シンチー(周星馳)監督のファンタジーコメディー映画「西游・降魔篇」で、12億4603万元(約217億円)に。2位は米映画「アイアンマン3」で同7億5523万元(約131億円)。3位は女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)の初監督作品「So Young」で、同7億1895万元(約125億円)だった。
ランキングの上位10作品のうち、中国語映画は7本を占める。6位は、中国映画界きってのヒットメーカー、フォン・シャオガン(馮小剛)監督の「私人訂制」。こちらは先月19日に封切られたばかりで、まだまだ数字を伸ばすと予想される。
「新華網日本語」2014年1月4日