経済技術開発区では資金、技術集約型企業と輸出企業を重点に、ハイテク産業が急速に台頭してきた。開発区内の外資系企業による各プロジェクトの平均投資規模は、全国平均の倍以上。1000万ドルを超す大規模プロジェクトもあり、3000万ドルに達するものも少なくなく、あるプロジェクトは数億ドルにのぼる。ハイテクによる生産高は相当の比重を占めており、50%に達する開発区もある。開発区では産業構造の合理化、グレードアップ化が進んでおり、開発区それぞれに独自の基幹産業が形成されている。エレクトロニクスや情報、コンピュータ、自動車・部品、バイオテクノロジー、製薬・医療機器、微細化学工業、精密製造、家電、新建築素材、新エネルギー、高級日用品、食品細密加工などの業種はほぼ一定規模をもつ産業へと成長し、業種間の相互連携であるチェーン化も進んでいる。
開発区内では各分野のハイテク団地、創業団地の設立が目覚しい。一部の開発区は国のハイテク産業発展重点区域に指定されており、当地のハイテク産業開発区と一体化された団地もある。大半が科学技術プロジェクトの「インキュベーター」や「起業センター」を設立しているほか、ベンチャーファンドなども立ち上げてハイテクプロジェクトの発展を支援している。
「チャイナネット」2004年1月