![]() |
|
社会保障 |
|
|
「中国の就職状況と政策」白書と「中国の社会保障状況と政策」白書 2004年4月26日、国務院報道弁公室は「中国の就職状況と政策」白書を発表した。これは中国政府がとくに中国の就職問題について発表した最初の白書であり、当面の中国の就職状況と中国政府が制定した政策と措置を全面的かつ的確に述べている。2004年9月7日、国務院報道弁公室は「中国の社会保障状況と政策」白書を発表し、中国の社会保障の基本的政策の枠組み、成果と直面している問題、応対策略を系統的に述べている。これは中国政府がとくに中国の社会保障問題について発表した最初の白書であり、中国政府が人を本位とし、人民のために政務を行うという発展の理念を具現している。 養老保険 2004年末現在、全国の基本養老保険加入者数は前年より836万人増の1億6342万人に達し、そのうち、従業員は1億2242万人、定年退職者は4100万人である。年末、全国企業の養老保険に加入した定年退職者は3770万人、養老保険金は時間と額面どおりに支給されている。 失業保険 2004年末現在の失業保険加入者人数は1億584万人で、前年より211万人増え、失業保険金受領者数は419万人で、前年とほぼ同じである。年末現在の都市部失業登記率は4.2%で、前年末より0.1ポイント低下した。 医療保険 2004年末現在、全国の医療保険加入者総数は前年比1484万人増の1億2386万人に達し、そのうち、従業員は9033万人、定年退職者は3353万人である。 都市部住民の最低生活保障 都市部住民の最低生活保障は「類別によって保険を行う」ことを積極的に推し進め、重病患者、重度身障者、所得のない最低生活保障を受ける家庭を重点的に援助している。都市部住民の最低生活保障の平均基準は1人当たり1カ月159元である。2004年末現在、都市部住民2200万8000人、952万世帯が政府から最低生活を保障されているが、その人数は前年より46万人減った。 農村部の最低生活保障制度 全国に農村部の最低生活保障制度を確立した県(市)が1206あり、496万4000人、238万6000世帯の農民が最低生活を保障されている。農村部の最低生活保障制度がまだ確立されていない地区では特別貧困世帯救助制度が一応確立されている。2004年末現在、定期救済を享受する農村人口は875万1000人、526万3000世帯である。 出稼ぎ農民就労者の賃金未払いを解消 2004年11月10日、温家宝総理は国務院常務会議を主宰し、農民から都市に行って働く農民就労者の就業環境を改善する問題を検討し、国務院弁公庁は「農村から都市へ行って働く農民就労者の就業環境をいちだんと改善することに関する通達」を下達し、建築などの分野の農民就労者の賃金未払い問題を一歩進んで解決するよう要求した。2004年11月26日までに全国で農民就労者の賃金を318億元返済し、そのうち、2003年の未払い賃金を162億元返済し、予期の目的を達成した。2003年末以前の全国の農民就就労者の未払い賃金総額は171億元で、そのうちの156億元が返済され、返済率は92%である。 優待慰問と復員軍人の就職斡旋 救済補助基準を大幅に高め、優待慰問対象の生活を効果的に保障した。2004年の救済事業費支出は102億8000万元に達し、前年より14億9000万元増え、増加率は16.9%である。2004年末現在、国が救済、補助する各種の優待慰問対象は478万人で、前年より2.8%増えた。2004年に退役兵士、復員幹部など41万4000人の就職問題を解決したが、人数は前年より15%減った。 |
|