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3月、日本外務省は自民党外交委員会に間もなく出版する09年の「外交青書」の草案を提出するとともに、政府の認可を得た。青書は過去1年の両国関係を積極的に評価しているほか、胡錦涛主席が日本訪問で収めた成功と、訪問によって「首脳が中国にとって歴史的な意義を持つようになった」ことと「戦略的互恵関係の構築に向け着実な進展があった」ことを高く称賛している。4月30日、麻生太郎首相は中国を訪問して講演し、「中国脅威論」を排斥するとともに、「中国経済の発展は日本を含む国際社会に好機をもたらした」と評価したほか、「日中両国が軍事大国になることはなく、互いに脅威とならず、平和と発展の方向に向けて協力を強化しなければならない」との考えを表明した。中国側は麻生首相の訪問及び講演の内容を歓迎する姿勢を示し、胡主席は会見の中で中国の発展の対日関係における一貫した原則的な立場についてより詳しく説明。胡主席はさらに、「両国は永遠の隣人であり、政治や経済などの各分野での協力が良好で、戦略的互恵関係が絶えず発展していることで、両国関係の将来に向けた良好な基礎が築かれた。……多角的な分野で、双方は東アジア地域の協力を推進する、国際金融危機などのグローバルな挑戦に共同で対応することを協力の重点に据え、「10+3」(ASEAN+中日韓)や東アジアサミット、中日韓地域メカニズムでの協調と協力をさらに強化して、アジアと世界の平和と安定、発展を共に促進していかなければならない」と強調した。中国政府と自民党政権の間で成功を収めた首脳交流は、自民党の対中外交に円満なピリオドを記した。

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2009