English | Français | Deutsch | Русский язык | 日本語

かつて長期にわたり中日関係をこじれさせた「歴史認識の問題」において、民主党の幹部は政治家の靖国神社参拝に反対する姿勢を明確にし、「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」ことを主張し、歴史認識問題が両国関係にもたらしたマイナスの要素を取り除くことに努力したが、これらは極めて効果的なプラスの役割を果たした。双方が「相手側の戦略的ベースラインには挑まない」と確約したところに、互いに包容し理解するとの姿勢が具体的に表れている。経済や貿易、エネルギー・環境保護などの分野での交流と協力の面で今、中日は新たなかつ実質的な進展を収めつつある。一方、軍事面の安全分野での矛盾や摩擦を取り除き、互いに戦略的核心となるラインには挑まない、大局に目を向けることを原則的基礎に、現実的問題の克服に力を尽くす、これらも両国がこれから真剣に考え、解決の方策や方法を見いださなければならないことだ。本文の締め切り近くに、中日関係について新たな情報が伝わってきた。新華社の「瞭望東方週刊」と読売新聞が年に1度、中日問題に関する調査を行い、その結果を公表することになった。両国の民衆の中日関係に対する意見や姿勢について直接尋ね、社会や世論の動きを正確に反映することで、人びとに中日関係を判断する「民意晴雨計」を注目する機会を持たせ、さらに両国関係が発展において直面している好機と挑戦について考えてもらうというものだ。

     24   25   26   27   28   29   30   31    


2009