今年は「日中国民交流友好年」として、両国間の様々な場所で多様な事業が行われます。新たな日中関係は40周年という「不惑」を迎え、両国間の友好交流はさらに成熟したものになってきています。
これまでも、国民同士がじかに触れ合う「草の根」の活動が、相互理解、相互信頼の推進力となってきました。これからもそれは変わることなく、人と人とが触れ合うことから生まれる尊敬や信頼による心の絆が、友好交流の大きな力となってゆくことと信じています。
国際交流基金(The Japan Foundation)も、今年はちょうど創立40周年を迎えます。北京日本文化センターは国際交流基金の中国における窓口として、文化芸術交流、日本語教育支援、日本研究・知的交流、そして青少年交流を中心とした諸活動を通じて、これからも日中両国国民の新しい出会いの場となり、心の絆を一層強固なものにしてゆくべく努力を続けてゆきたいと考えています。
北京日本文化センター(日本国際交流基金会)
所長 杉田松太郎
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月5日