日本への理解をさらに深めてくれることを期待
2009年度第2陣中国青年代表団一行510人の歓送会(10月14日~21日に訪日)が13日夜、北京の亮馬橋ビルで開かれ、在中国日本国大使館の山田重夫公使が講演を行なった。
山田公使は、日本人は相手の気持ちを考え、細かい点に注意する点や、勤勉で真面目、時間を守り、自然との一体化を重視する国民だと紹介し、その他にも日本のタクシーは自動ドアで、身障者トイレは多機能、新幹線や地下鉄には優先席が設置されているといった日本の状況を述べ、日本でのマナーについて詳しく説明した。
また政府開発援助(ODA)については、1978年に鄧小平元主席が日本を訪問した時に日本側は中国の改革開放政策の支持を表明し、中国経済の発展にインフラ建設の援助を示したことや、中日両国では毎年4000人の青少年が交流活動を行い、両国の留学生数もますます増えていると述べ、今回の交流活動を通じて中国青年訪日代表団の団員が日本への理解をさらに深め、両国関係が促進するこを願っていると話を締めくくった。
訪日で知りたいこと
今回、訪日する団員たちは、日本への訪問に何を期待しているのだろうか。メディア分団の魯学博秘書長は「日本は生活のリズムがとても速い国だと聞いたことがあるが、今回の訪日では日本社会の生活の様子や、中国の先進都市との違いを知りたい。またインターネットが非常に発展している今、日本はどのようにネットで若い人たちに影響を与えるのかを知りたい」と話す。
「日本の新聞やテレビはどのようにインタネット時代の到来に対応するのか知りたい。また日本のネットは、出版権の問題を解決する面で何かよい方法はあるのだろうか。また日本の新しいメディア、例えば携帯電話でニュースを読む現状と利用率を知りたい」と訪日に期待を膨らませるのはメディア分団の万興亜団長だ。
団員の周春林さんは「日本の若者の中国への本当の見方を知りたい」、宋広輝さんは「インターネットの利用が多い中で、日本の新聞の経営や販売の状況を知りたい」と、訪日を翌日に控えてこう語った。