発射間近の神舟十号 その特徴を分析

発射間近の神舟十号 その特徴を分析。 「中国航天報」の報道によると、有人宇宙船「神舟十号」の発射準備が順調に進んでおり、5月23日には帰還船と推進船、ブースターへの燃料注入を基本的に終了。ブースター補助注入を終えた24日、宇宙船システムの予備作業が全面的にスタートした。それに先がけ、中国有人宇宙船プロジェクトのスポークスマンは、6月から8月の条件の良い日に酒泉衛星発射センターから神舟十号を発射させると発表した。3名の宇宙飛行士が乗船し…

タグ: 神舟十号,発射,宇宙飛行士,天宮一号,ドッキング

発信時間: 2013-05-30 13:42:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

神舟十号の特徴

神舟九号と比較して、神舟十号にはどんな特徴があるのだろうか。

中国有人宇宙船プロジェクトの総設計師である周建平氏によると、神舟九号の主要任務は、有人のドッキング試験を行い、有人ドッキング技術のブレークスルーを実現させることだった。引き続き神舟十号も、天宮一号との手動及び自動による有人ドッキングを行うという使命があるが、主要な任務は技術の検証と応用にある。

具体的な実験内容として、神舟十号では飛行時間を増やす。目標である天宮一号に寄り添って飛行を長時間続けることになる。

神舟九号は中国で初めて有人ドッキングを達成させた。一方の神舟十号は初めての有人応用技術、つまり宇宙往還輸送システムによる飛行がミッションである。神舟十号が発射され、天宮一号とのドッキングを果たすことができれば、中国の有人宇宙飛行の第一段階が無事終了したことになる。今後は宇宙実験室と宇宙ステーションでの研究にステージが移行する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月8日

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