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中日両国の学生、北京大学で歌声を競う
発信時間: 2008-06-02 | チャイナネット

北京大学、北京師範大学、北京語言大学などの大学や、月壇中学の中日両国の学生が6月1日、北京大学に集まって歌声を競い合った。

コンテストの審査員をした在中国日本大使館の道上尚史公使

このコンテストの決勝戦は、中日文化祭の閉幕式の一環として、北京市国際教育交流センターと北京大学中日交流協会の共催によって行われたもの。決勝戦には、今まで勝ち残ってきた13人の学生が参加し、日本の選手は中国語の歌を歌い、中国の選手は日本語の歌を披露した。音楽には国境がないといわれるように、まさに歌は中日両国の青年の交流の架け橋になった。

「everything」を歌う西島彩花さん

北京語言大学に留学中の西島彩花さんは、「中国に来てからもう1年になりますが、今では生活にも慣れ、中国や中国人の友達が大好きです」と話し、「四川大地震では多くの人が亡くなりとても悲しく思っています。何もできませんが、被災地の人たちがこれから幸せになるよう祈っています」と、歌を歌う前にそう付け加えた。

自分でデザインしたファッションで「believe」を歌う北京服装学院の劉璐璐さん

日本のアニメは世界でとても人気があるが、中国の若者にも大きな影響を及ぼしている。日本のアニメのキャラクターの格好をして『ワンダーモモーイ』を歌った劉婧犖さんは、「小さい時から魔法使いの少女に変身する夢を見ていました。それは日本のアニメを見てからです。今はアニメの声優を目指しています」と、アニメに対する熱い思いを語る。また北京理工大学の李旻佳さんは、「私は10年間、浜崎あゆみの歌と一緒でした」と、浜崎あゆみのメドレーを心を込めて歌った。

優勝した武曾宇さん

そして最終的に優勝に輝いたのは、日本語を勉強して1年の北京大学の武曾宇さんだ。武さんはコブクロの『桜』を落ち着いた歌声で歌い、観客を魅了した。「日本の歌に最初に触れたのは高校一年生のころで、その時から日本の歌が好きになり、そのため北京大学の日本語科に入りました」と、日本の歌と日本語を勉強するようになった縁を語る。

授賞式

中日文化祭は5月10日に開幕し、浴衣での舞踊や華道、茶道の体験や寿司の試食会、コスプレショーなど、様々な日本文化が紹介された。そのほかにも中日の学生による宝探し大会やサッカーの試合なども行われ、中日両国の青年の交流や相互理解を促進した。

「チャイナネット」2008年6月2日

 

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