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元駐日大使、中日関係の安定的な発展に努力
発信時間: 2008-03-05 | チャイナネット

2008年は「中日平和友好条約」締結30周年だ。この記念すべき新しい1年の春に入ると、日本で桜が満開の頃に胡錦涛主席が日本を公式訪問する予定だ。これは我が国の最高指導者が10年を隔てた後、日本に対して行う非常に重要な訪問だ。双方の共同の努力により、前述したような中日の三人の指導者の相互訪問で得た重要な成果の基礎の上に、中日関係はきっといっそう健全かつ安定的な発展を実現でき、1つの新しいレベルに達すると我々は信じている。

 

──2008年は「中日平和友好条約」締結30周年ですが、「中日平和友好条約」の締結についてお聞かせください。

「中日平和友好条約」は現在の首相・福田康夫氏の父親――福田赳夫元首相が在任中に中国と締結した。私は1988年6月に日本へ大使として赴任したが、この年はちょうど「中日平和友好条約」の締結10周年だった。私は日本に着いて間もなく、福田赳夫元首相を訪問し、彼が「中日平和友好条約」の締結に重要な貢献をしたことに感謝した。福田赳夫氏は、「中日平和友好条約」の締結は彼の首相在任期間中で最も重要なことであるとともに、これを光栄に思うと表明した。そして、「中日国交正常化により日中間につり橋がかかったが、中日平和友好条約の締結では鉄橋がかかった」と述べた。それから、福田赳夫元首相はわざわざ中国大使館に来られ、中国側に祝賀の意を表し、また私に彼の政治生活35周年を記念するために出版された画集を贈ってくださった。締結したその年に福田康夫首相は福田赳夫元首相の政治秘書を担当しており、福田康夫首相はきっと彼の父親の世代から中日友好の重要性を十分に体験、理解できたと思う。

「中日平和友好条約」は中国と日本が交わした三つの重要な政治文書の中で唯一、中国の全国人民代表大会および日本の衆議院と参議院で可決された最高の法的権威がある政治文書だ。この条約の締結は中日関係の堅固な政治的基礎を打ち立て、中日関係の長期的に安定した発展の促進、長期的友好の実現にとって大きな意義があり、かつ深遠な影響を与えたものだ。

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