北京で第16回各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会に出席している日本オリンピック委員会(JOC)の水野正人副会長は9日、新華社記者に、オリンピック大会を妨害するいかなる行動も完全な誤りであると語った。
最近、オリンピック聖火の海外リレーが妨害されていることについての質問に、水野副会長は、オリンピック大会を妨害するいかなる行動も完全な誤りであると述べた。同時に北京オリンピックへの自信を示し、北京五輪組織委は多くの問題を十分に討議するとともに、多くの努力を払っており、2008年北京オリンピックは必ず成功するものと信ずると述べた。
オリンピック観戦のため北京を訪れる予定の日本国民が広く関心を寄せている食品の安全性について、水野副会長は次のように述べた。中国を訪れたことのある日本人として、私は中国の食品に基本的に問題はないと感じている。先ごろ、小さいことがメディアで盛んに報道されたために、国民が少し心配しているにすぎない。これは現在、日本国民が最も心配している問題ではないと思う。みんなが最も心配しているのは、五輪の入場券を買えず、現場で競技を観戦できないことである。
今回のANOC総会を通じて、水野副会長が最も強く感じたのは北京がオリンピックに向けてよく準備を進めているということだった。この二日間、北京の天気は普通だが、オリンピック期間中に競技が大気の影響を受けることはないと信じているという。そして「北京オリンピックは全世界が参加する祭典である。中国チームが最も多くのメダルをとるだろうが、同時にすべての国と地域がよい成績を収め、メダルのもたらす喜びと栄誉を分かち合うよう希望している」と述べた。
「新華社」より4月10日 |