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日本、沖ノ鳥岩礁でサンゴを増殖 周辺資源占有の道をつける
発信時間: 2008-04-10 | チャイナネット

日本は沖ノ鳥岩礁でのサンゴ増殖に750万ドルを投入し、周辺地域の豊かな天然資源を開発し、その地域の主権を主張しようとしている。

香港『文匯報』によると、沖ノ鳥岩礁は東京から南西1700キロの場所にあり、満潮になると2枚のベッドのマットレスに相当する岩礁が水面に現れるだけで、ここに住むことはできない。日本は今後1年間で沖ノ鳥岩礁に約5万株のサンゴを増殖し、海水による岩礁への侵食を避け、そして沖ノ鳥岩礁が島であり、専属の経済地域を区分することを証明できることを目指しているという。

このサンゴ増殖計画は2006年から実施され、今はすでに5万株を増殖した。日本漁業部門の関係者によると、日本は来年再び沖ノ鳥岩礁に1万株のサンゴを植えることになっており、この計画を実施するために漁業部門は2008年の財政年度にすでに2億2700万円を拠出しているという。

またサンゴが成長してこの小さな島とその環境を保護することを望んでおり、サンゴは主権を主張する手段だけではなく、重要な海洋資源だと関係者は話す。

かつて日本はセメントで沖ノ鳥岩礁を固め、波の衝撃を食い止めたことがある。日本が沖ノ鳥岩礁を「沖ノ鳥島」と称するのは、その周辺の200海里における天然資源を日本の手に入れたいためだ。

これについて中国側は、以前にこう指摘している。「沖ノ鳥」は島ではなく岩であり、満潮時には水没する。このような自然地理条件は「国連海洋法条約」に基づくと、日本が主張する200海里の排他的経済水域(EEZ)および大陸棚を備えるものではない。この岩を基に広大な管轄海域を主張し、さらに人為的な手法によってその主張を支え、あるいは推進する日本のやり方は、公認された国際法のルールに合致せず、また国際社会の利益に影響を与えるものである。

「チャイナネット」2008年4月10日

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