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周総理と中日関係
発信時間: 2008-04-29 | チャイナネット

日本人民と日本軍国主義を区別

中国の対日政策の中で、2つのことがとりわけ重要な意味を持っている。一つは、日本人民と日本軍国主義を厳格に区別することである。つまり、侵略戦争を起こし、中国やアジア各国の人民に巨大な災難をもたらしたのは日本軍国主義であり、日本人民もまたその被害者である、ということである。

もう一つは、過去の2000年の歴史と50年の歴史との関係を適切に扱うことである。つまり中国人民は一方で1895年から1945年までの50年間に、日本軍国主義の侵略に遭った歴史をしっかりと覚えているとともに、もう一方で中日両国の人民の間の2000年にも及ぶ友好往来の歴史を忘れてはならないということである。

周総理はこうした政策を定めた人であり、それを徹底的に実行した手本でもある。1950年代初め、日本から来た友人たちと会見し始めたときから、周総理は中国のこの政策を繰り返し彼らに説明した。

夏衍氏  

1953年9月、初めて日本の友人と会見した。平和擁護日本委員会の大山郁夫会長である。このとき周総理はこう述べた。

「日本軍国主義の対外侵略の罪行は、中国人民や極東の各国人民に巨大な損害をもたらしただけでなく、さらに日本の人民にも空前の災難を蒙らせました。日本の平和を愛する人々は、この歴史的教訓を心に刻み、日本が再び軍国主義化して、再び対外侵略をすることがないようにすべきであります。そうしてこそ日本が、過去と現在に蒙った災難よりもっと深刻な災難を再び蒙ることを免れることができると信じています。中国は日本と正常な関係を回復したいと願っています。しかし、日本政府は依然として、中華人民共和国と中国人民を敵視する政策を引き続き実施し、蒋介石集団とのいわゆる『外交関係』を引き続き保持しています。日本は太平洋における不安定要因となっており、それによって日本が新中国との講和条約を締結し、正常な外交関係の樹立するのを妨げています」

周総理はさらに「中日両国間の貿易関係は、平等互恵の基礎の上で築かれてこそ、広々とした未来があるのです」と述べた。

周総理の話は分かりやすく、深い意味を含んでいて、私たちの善意と誠意を十分に表していた。それはつまり、中日両国人民の根本的利益から出発し、アジアや世界の平和と安定に着眼し、中日関係を適切に処理するということである。

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