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日本に中国の伝統医薬を伝え、中国に友情のタネを残す奥窪夫妻
発信時間: 2008-12-23 | チャイナネット

 

 

中国の伝統医薬のブランド薬品

これと同時に、奥窪氏は中国の伝統医薬を普及させる面でも全力を尽くし、氏の努力の下で、相前後して日本の全国に会員店が1000軒以上できた。前世紀の中日関係がまだ氷が融けていなかった頃から中国の改革開放の今日までの約半世紀の間に、奥窪氏は中国各界の多くの人たちと友達となり、新年になると、奥窪氏はいつも中国各地の友人からの賀年状をたくさん受け取り、外交部、対外貿易部、衛生部、対外友好協会から大学、製薬工場に至まで、さらには部長、教授、著名な古参中医師から、普通の従業員に至るまでいろいろな人がいる。それからは、この日中交流のために大きな貢献をした民間の外交家に対する人々の感謝を見て取ることできる。

奥窪夫人は中国人にとって日本にいる肉親のようなお方である

さらに深く奥窪氏の人となりを知ったのは夫人奥窪栄子さんを通してである。栄子夫人は「穏やか・素直・やさしさ・質素・謙そんという5つの徳」を一身に集めた主婦である。奥窪夫妻は一般の日本のサラリーマンと同じように普通のマンションに住んでおり、平日非常に質素な暮らしをしている。しかし、新年になると、夫妻はいつも会社の中国人従業員、在日中国人研修生とその家族をすべて自分の家に招いて一緒に正月を過ごし、10数年1日の如くそれを続けてきた。これは日本ではまれに見ることである。

そのそれほど大きくなくて、広くない家の中で、時には数十人も迎え入れたのである。栄子夫人は心をこめてみんなのためにおいしい日本食、例えば昆布、もち、タイ、金箔酒などを用意し、使ったさまざまな食器も少なくとも百件ぐらいに達した。毎年新しい研修生の姿も見えるので、夫人はいつも煩を厭うことなくみんなにそれぞれの料理について詳しく説明した。更に異国で暮らす学生達を感動させたのは、ここで私達は毎年故郷の味のギョーザを食べることができ、ギョーザのあんの中からしばしば「新年おめでとう」という意味を示すコインを見つけるたびに、望外の喜びを感じるのであった。私たちは奥窪氏の暖かいお宅のストーブを囲んで、楽しく過ごしたシーンは今でも忘れがたいものである。

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