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大阪府知事:上海万博を通じて関西地区の魅力をアピール
発信時間: 2009-01-08 | チャイナネット

1年間に3回も訪中した理由について橋下知事は「歴史的に見ると、大阪を中心とする関西地区にとって中国は常に最も重要なパートナーだった。日中国交正常化前、大阪と関西地区は率先して対中貿易を発展させ、訪中活動を行った。地理的に見ると、中国は大阪と関西地区にとって近隣であり、近隣と友好的に付き合うことは賢明な選択だ」と述べた。また「大阪人と東京人には多くの違いがある。東京人はより欧米に関心を持ち、大阪人はよりアジアに関心を持っている。中国はアジアの発展の牽引車であり、大阪人は自ずと中国を重視している。貿易や人的往来について言うと、中国は大阪と関西地区で総額・総数共に圧倒的な割合を占めている。近年は大阪を訪れる中国人観光客も急速に増えている」と述べた。

 

上海万博については「私は1970年の大阪万博の1年前に生まれた。東京オリンピックと大阪万博は、いずれも日本の高度経済成長期に開催された。北京五輪に続いて上海万博が2010年に開催されることも、中国の急速な経済成長を示すものだ。大阪と上海は一貫して良好な関係を維持している。上海万博を機に、中国重視をさらに強調すると同時に、大阪と関西地区をPRしたい」と述べた。

 

日本は上海万博で3つのパビリオンを設ける。日本政府の「日本館」、日本企業の「日本産業館」、そしてもう1つが大阪府と大阪市の「大阪館」だ。1400年の歴史を持つ大阪は河川が縦横に流れており、水運によって発展した商業都市であると同時に、水害・汚染対策のノウハウと環境保護技術を蓄積してきた。橋下知事は上海万博を通じて大阪を中心とする関西地区の魅力をアピールする考えを示し、上海万博の成功を祈った。

「人民網日本語版」2008年1月8日

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