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日本のユニフォーム業界から学ぶべき5つの点(2) |
発信時間: 2009-01-31 | チャイナネット |
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中国ユニフォーム産業協会は、中国のユニフォームの国際交流、特に「ユニフォーム王国」といわれる隣国の日本のファッション業界との交流を強化するために、2005年11月、2007年3月、2008年7月に、中国ユニフォーム企業家代表団を組織して日本を訪問した。この視察を通して、日本のユニフォーム業界への認識や理解が深まり、以下の5つの面で日本の同業者に学ぶべきだと考えた。 2、創意工夫への怠ることのない追求 ユニフォーム業界は一般のファッション業界と違い、アイデア産業のカテゴリーに属し、提供する対象や外観は創意工夫したデザインで作られている。中国のユニフォーム業界にも、創意工夫という考え方を大いに広めるべきだろう。 作業服を製造している寅壱も見学したが、この会社が生産した電力作業員のユニフォームはとても創意工夫にあふれ、ゆったりしたズボンのデザインはとても特徴的だった。着ている人も作業がしやすいということで、人間工学に基づいている。日本人にとって国の産業の競争力は、言葉では伝えられない技術、つまり創意工夫だ。 日本の産業で見られる創意工夫は、発明されたものではなく、組織の力や代々伝承されて蓄積されたものである。日本の会社にはグループ文化といったようなものがあり、常にとても小さな事柄で議論を交わし、みんなの知恵を集める。 イストが上海で30周年記念式典を開催した時に、私は会社作りに日本の従業員たちが生き生きと参加しているのを直接、肌で感じた。従業員たちは企業の発展のために社長にアイデアを提案し、社長は従業員の全ての提案を真剣に検討して奨励金を与える。 3、製品の質に対する飽くなき追求 日本製品の品質が優れていることは誰もが認めるところだ。しかしそれはなぜか。日本での視察で、日本人の仕事の仕方や身を持する精神、民族全体の事に当たる精神、少しもいい加減にせず、絶えず進歩を求める精神が全ての細い点に具体的に表れているのを見た。 私たちの訪日の日程は、1分1秒に至るまで正確に計算されていた。製品についてはなおさらだ。1着の服はどのような布地でどのくらいの工程を経て作られ、縫製の回数やアイロンの温度なども非常に厳格に決められており、すべての従業員も自覚して日本人の仕事の仕方で作業し、デザインの求めに必ず合わせる。こうした様子は見たところ少し融通がきかないようにも思えるが、これが日本製品の品質を決めている。 2005年に見学したある企業は木造の建物で、織機もそれほど先進的なものではなかった。しかし製品の質は一流で、日本市場の80%以上のシェアを占めていという。
「チャイナネット」2009年2月
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