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日本でミサイル迎撃の成否が議論に
発信時間: 2009-03-25 | チャイナネット

日本政府高官が朝鮮の「ミサイル」迎撃は困難との認識を示した後、中曽根弘文外相も24日、会見の中でこれを認める考えを漏らした。一方、他の高官はミサイル防衛(MD)システムの有効性を肯定する発言を次々に表明している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 

迎撃不能

ある匿名の政府高官は23日、日本メディアに対し、朝鮮の「ミサイル」の迎撃について「こちらの鉄砲から撃った弾を別の鉄砲が撃った弾に当てることは不可能」であるのと同じようなものだと語った。日本の「スタンダード・ミサイル3(SM3)」による迎撃実験の成功については、事前に準備されたからであり、朝鮮が突然発射した場合、日本に迎撃するすべはなく、浜田靖一防衛相が麻生太郎首相に報告している間に「ミサイル」はすでに日本に到達していると述べた。

この発言について中曽根外相は24日の会見で「難しいのは事実だ。やったことがない。どういう形でどういう風に飛んできて、どこへ飛んでいくのか、われわれにはわからない」と述べた。

朝鮮宇宙空間技術委員会の報道官は先月24日、実験通信衛星「光明星2号」をキャリアロケット「銀河2号」で打ち上げると発表した。日本は発射されるのはミサイルだろうと懸念している。

国際民間航空機関(ICAO)と国際海事機関(IMO)は朝鮮側の通告に基づき、衛星は4月4日から8日の間に発射され、日本海と日本の東側の太平洋の2カ所が航空機と船舶にとって「危険区」になると発表した。日本政府はすでに朝鮮に発射計画の中止を求めているが、朝鮮側は衛星の発射は固有の権利だとしている。

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