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日本でミサイル迎撃の成否が議論に
発信時間: 2009-03-25 | チャイナネット

問題ない

浜田防衛相と河村建夫内閣官房長官は23日の会見で、迎撃不能との見解に反論した。浜田防衛相は「十分な準備をしてきており、そのような状況になるとは考えていない」と述べた。河村内閣官房長官は「政府はすでにさまざまな事態を想定しており、発生した状況に対して正しい対応を行い、国民の安全を確保するために最大限の努力を尽くす。懸念するようなことはないと思う」と述べた。

迎撃できるのか

日本が配備しているMDシステムは二段構えだ。最初の防御線はイージス駆逐艦に配備されたSM3で、大気圏外の迎撃を担当する。失敗した場合、地上のパトリオット・ミサイル3(PAC3)で迎撃を行う。日本はすでに2回、海上迎撃実験を行っている。07年12月の実験ではイージス艦「こんごう」がハワイ沖で模擬ミサイルの迎撃に成功したが、昨年11月の実験では「ちょうかい」がミサイル迎撃に失敗した。昨年9月には、PAC3による迎撃実験に成功した。

日本メディアは24日、ブースターなどロケットの部品が日本に落下する事態に備え、浜松基地のPAC3を秋田県と岩手県に移すことを防衛省が決定したことを報じた。このほか、横須賀港を母港とするイージスBMD艦「ステザム」も23日、青森港に入港した。共同通信は今月初め、防衛省高官の話を引用して、万一に備え「ちょうかい」と「こんごう」を日本海に展開することを検討していると報じた。

米戦略国際問題研究所(CSIS)パシフィック・フォーラム代表のラルフ・コッサ氏は「日本にはロケットの残骸を迎撃する能力があるが、迎撃できるか否かは発射後までわからない。基本的に、実戦によるテストを経ていないシステムだ」と述べた。

「人民網日本語版」2009年3月25日

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