ホーム>>中日両国>>社会
<安藤記者>車椅子の少女:夢は医師になること
発信時間: 2009-05-11 | チャイナネット

   

 四川大地震で壊滅的な被害を受けた北川中学。そのニュースは日本でも広く知られていると思いますが、その後、この北川中学の生徒たちは新校舎ができるまで、綿陽市にある家電メーカーの職業訓練校である長虹集団培訓中心に仮校舎を建てて、そこで授業を行うことになりました。

 四川での取材の最終日の28日、我々一行はこの仮校舎を訪問しました。ちょうど午前中の授業が行われている最中で、広々としたグランドでは体育の授業が行われていました。中国の学校では大抵、体育の授業でも体操着に着替えることはなく、普段どおりの格好で、軽いランニングや卓球など思い思いの運動をしていました。その様子はごく普通の中学生や高校生(中国での中学は日本の中学校と高校にあたります)と変わらない印象を受けました。

   

 グランドの向かいに建つ校舎に、生徒たちを対象にしたリハビリセンター・北川中学康復站があります。これがあるおかげで、リハビリを受けながら、普段の授業も受けることができるというわけですが、この日車椅子に乗った17歳の高校1年生の女の子・郭冬梅さんが来ていました。普段は午後、リハビリに来ているそうですが、今日は音楽を聴き、雑誌を見るために来たそうです。

1   2    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 日本は5つの面で四川の震災復興を支援

· 徒歩で世界一周中の日本青年、新疆に到着

· 中国侵略戦争を証明する日本軍兵士の褒章メダル

· 写真家富山治夫さんとその「唐詩百景」

· ASEANと中日韓衛生相特別会議、タイで開催