中国人の日本個人観光が開放されて一カ月が経ち、「大山鳴動して鼠一匹」とも言われている。最初は話題になったが、今では広州の観光市場も静まり返っている。それはなぜだろうか。
海外ツアー業務を行う広州市の旅行社によると、日本個人観光は自由に行動できず、観光費用もツアーの2.5倍以上になるため、問い合わせに来た観光客は意欲をなくし、1日当たりの申請者数は当初の200人以上から今では10数人まで減少した。
旅行社によると、観光客が日本個人観光を申請する際、日本側は航空券とホテルの予約を済ませることを要求しており、日本に入ってから変更することもできない。実際、親戚や友人が日本にいるという申請者が多く、日本で彼らの家を訪問し数日宿泊したいと考えていても、今は許されていない状況だ。
日本領事館は観光客が提出したスケジュール表に基づいて、観光客が計画通りにチェックインしチェックアウトしたかを電話でホテル側に確認する。もし観光客がホテルに宿泊していなければ、その旅行社は「ルール違反」として記録され、3回以上「ルール違反」をすると、日本個人観光の代行資格を失うことになる。
また、費用がツアーよりずっと高いことが、広州で日本個人観光に人気が集まらないもう一つの理由と見られている。広東省中国旅行社によると、6~10日間の日本個人観光の1人当たりの費用は一般的に2~3万元で、そのうち、ビザ申請や航空券とホテルの予約などにかかる費用は約8000元である。これに対して、食事や宿泊、交通、観光、ショッピング、レジャーがすべて含まれる8日間のツアー代金はわずか8000元である。
中国人の日本個人観光、日本の観光市場に活力を
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「チャイナネット」 2009年8月14日 |