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李林さん、「日本青年との交流に感動」 |
発信時間: 2009-09-02 | チャイナネット |
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私は河北省の農村で働いており、主に農村の若者の起業や農民専門の協力組織の発展や成長に必要な様々なサービスや援助を提供している。 中国は農業大国で、農業人口は全人口の6割以上を占める。中国は一貫して農村や農業の発展、農村の専門の人材育成に力を入れてきた。今は工業が農業をサポートし、「一村一品」の産業政策を実施。また若者や大学生が故郷に戻り起業することを奨励しており、農村の代表的な産業をサポートして、農民の収入向上によい効果を収めている。 しかし日本の農業の産業化レベルは高く、中国との隔たりがはっきりと分かった。数日間の訪問で感じるところは多かったが、考えていることを簡単に次のようにまとめてみた。 まず社会や文化の面では、日本人はとても礼儀正しく、勤勉で時間をきちんと守る。環境保護をわりと重視しており、大通りはきれいで、ごみの分類や回収も具体的だ。各訪問地では青々とした山や水が見られ、森林のカバー率は高い。またバリアフリーの施設が至る所にあり、身体障害者への思いやりが表れている。 次に農業面だが、農業協同化の程度が高く、農協が重要な働きを発揮している。生産、購入、包装、販売などの面で整ったシステムが形成されており、ある面は手本にする価値がある。その他にも農耕機械の総合開発や応用、畑の水利施設の建設まで、重複建設による無駄がなく、節約と資源優位化の観念が十分に示されていた。 また日本は食品の安全をとても重視しており、農薬や化学肥料なの使用には厳しい規定があって、農産物の残留農薬の割合は低い。これは科学普及のよい効果だろう。また食品安全の意識が人々の中に深く入り込んでおり、安全な生産や優れた品質という生産理念が生産作業の義務にまでなっている点は印象深かった。 日本の若い人たちとの交流では、お互いに理解を深め、感動させられることも多かった。JA横浜の青壮年部との交流は楽しく、活発で多方面にわたる議論を行った。またある日本人はプレゼントを用意していなかったため、昼ご飯も食べずに買いに行き、日本の情緒溢れる箸を私たちに贈ってくれた。 また長野県松本市の奈川でそばを味わった時、その店主はとても気のつく女性で、私たちが彼女の作った漬物が好きだということを知ると、わざわざ夕食前に大きな包みの漬物を私たちの泊まっているホテルに車で届けてくれた。その物の大小ではなく、それは日本の人の情誼であり、私たちにとってはとても貴重で、非常に感動した。 (筆者は河北省農民合作経済組織青年引率協会の李林副秘書長で中国青年代表団の団員) 「チャイナネット」 2009年9月2日
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