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寧海峡さん、「塩崎三郎さんに再会できた!」
発信時間: 2009-09-02 | チャイナネット

全国青年連合会が派遣した中国青年代表団の一員として、7月28日に初めて日本を訪れ、8月1日に知人の塩崎三郎さんと会った。日本に来る前に早くから用意しておいた中国の伝統的な切り絵と中原文化を代表する大きな亀の硯を塩崎三郎さんに贈った。

日本で梓川頭首工を見学する寧海峡さん

塩崎さんは日本の果樹専門家で、2007年5月に河南省三門峡市外国専門家局の招請を受け、三門峡市で果樹栽培の技術指導を行った。私が経営する会社は主に梨を栽培しているため、塩崎さんは私の会社の果樹園を訪れた。

初めて塩崎さんに会った時、元気でやさしい方だと思った。リュックサックを背負い、果物の栽培と生物的防除に関する技術の資料を見せながら、畑で枝切りや畑の管理などについて細かく指導してくれた。

私の会社では主に「金秋黄梨」という品種を栽培している。この品種の原産地は日本だが、私の会社で改良や実験を行い、河南省陕県での栽培に成功した。塩崎さんは私が育てた「金秋黄梨」を食べた後、「品質は日本の梨にも勝る」と喜びを顔に浮かべながら褒めてくれた。

帰国後、塩崎さんは果樹栽培の技術の資料を送って、日本の最新技術などを紹介してくれた。手紙で栽培技術について交流するうちに塩崎さんとの友情は深まっていった。

2007年秋、塩崎さんは再び私の果樹園を訪れ、日本製の枝切り道具を寄贈してくれた。デザインに優れていて、非常に使いやすいはさみだった。

塩崎さんは果物の栽培には精緻さが必要だと考えている。10個の果物が10元するより、1個の果物が10元したほうがいいという経営理念を何度も聞かせてくれた。塩崎さんは2008年、3度目に私の果樹園を訪れたとき、「20歳すぎの女の子がこんないい果物を作るとは、とても立派です。寧さんは果物の栽培が好きですか。私は40年もやり続けていますが大好きです。ぜひ日本にも来てください」と言ってくれた。

今回、日本で塩崎さんに会うことができてとても嬉しかった。中国文化が好きな塩崎さんは私が贈った切り絵と硯を受け取ったとき、中国語で「謝謝(ありがとう)」を繰り返していた。彼の生態園を見学しないかと誘われたが、スケジュールがハードなため行くことはできなかった。塩崎さんは自ら栽培した果物と精巧なはさみを寄贈してくれ、「今度日本に来るときは必ず私の生態園に見学に来てください。日本のほかの生態園も案内します」と言ってくれた。名残惜しく別れを告げ、帰国の途についた。

塩崎さんとの交際を通じて、日本の進んだ果物の栽培技術を知ることができたと同時に、塩崎さんと深い友情を結ぶことができた。その仕事に対する真面目な態度と几帳面さに敬服しており、それは今後の自分の事業にとっても大きな利益となると信じている。

(筆者は河南省陝県金秋黄梨有限責任公司の寧海峡社長)

「チャイナネット」 2009年9月2日

 

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