オバマ米大統領がノーベル平和賞を獲得したことについて、世間の反応はまちまちだったが、彼の演説が一流であることは世界の公認を得ている。日本の人々は、オバマ氏の就任演説が人を元気付けるだけでなく、英語学習への情熱も掻き立てることに気づいたようだ。「中国新聞網」が伝えた。
シンガポールの「聯合早報」が伝えたところによると、神奈川県綾瀬市で美容院を経営する酒井さんは最近「オバマ大統領就任演説」を店のバックミュージックとして使っているという。酒井さんは「オバマさんの言葉を聞くと元気が出るし、英語も学ぶことができます」と語る。
多くの日本人は本場の英語を聞き取ることができないが、コミュニケーション専門家の二階堂教授によれば、「オバマ氏の英語は、はっきりとしていてスピードも遅く、聞き取りやすい」という。
朝日出版社が出版したオバマ氏就任演説のCD-ROMつき書籍の売れ行きは好調で、1月の出版以来、すでに20万冊を売り上げた。また、オバマ氏の演説集はどれも売れ行きがよく、昨年11月以来すでに50万冊が販売。オバマ氏の「日本人の英語教師」としての地位が固まった。
「人民網日本語版」 2009年10月14日 |