中日韓文化交流フォーラム第5回会議が10月15日、江蘇省揚州市で開幕した。「未来志向の中日韓文化交流」をテーマに、文化交流を一層強め、3カ国の善隣友好協力の発展をはかり、アジアに対する世界の理解を深めることについて討議した。
中国の陳昊蘇氏、日本の松尾修吾氏、韓国の鄭求宗氏各代表委員が会議で発言した。中国人民対外友好協会会長の陳昊蘇氏は次のように述べた。今年は中日韓協力10周年にあたり、このほど開かれた第2回中日韓首脳会議で3カ国の首脳は互いの文化を尊重し、平和・友好の精神を発揚し、友好的国民感情を増進し、3カ国の関係の安定した、健全で、友好的な発展を絶えず促進しなければならないと一致して強調した。3カ国の有識者が共に手を携え、現実を踏まえ、未来志向で、中日韓3国の友好協力を推進し、人民の友情を増進するため新たにより大きく貢献することを願っている。
3カ国の代表は次のような認識で一致した。世界的金融危機の背景の下、アジアの政治・経済力の増強に伴い、今日北東アジアの3国が世界で担っている責任は一層重く、役割は一層大きくなっており、どのようにして世界にアジアをよりよく理解させるかはますます重要になっている。文化に国境はなく、アジアに対する世界の理解を促し、3カ国人民間の友好的感情を増進するには、中日韓がより一層協力、努力して、スポーツ、芸術、青少年、教育、文化財保護などの面の交流を強力に進める必要がある。
同フォーラムは中韓友好協会、中日友好協会と韓日文化交流会議、韓中友好協会、日中友好協会、日本国際交流財団など日韓の民間団体の共同発起で開かれ、3カ国の民間文化交流推進を目的としている。フォーラムの創設は2005年で、これまでにソウル、北京、東京、済州島で開かれた。
今フォーラムは16日に閉幕する。
駐日本中国大使館サイトより 2009年10月16日 |