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中国版「ATOM」の世界攻略
発信時間: 2009-10-30 | チャイナネット

 

世界の優れたリソースで感動的な物語を

 

写真:「中日アニメ界の永遠の友好を!」――手冢治虫氏と中国アニメの巨匠・万籟鳴氏が1980年代に共同で創作した作品

 

80年の歴史を持つ中国のアニメは、豊かで深い文化の蓄積がある。これまでは孫悟空や葫芦娃(ひょうたんの子)、黒猫警官などの中国人に親しまれるキャラクターが作られてきたが、日本や米国のアニメに人気が集まるにつれて、中国国内のアニメ・キャラクターの影響力は次第に衰えてしまった。

調査によると中国の若者が好きなアニメの60%は日本と韓国の作品で、欧米は29%、中国大陸部と香港、台湾地区のオリジナル作品は11%に過ぎない。「中国アニメの従来の語り口は今の観客には合わなくなっている。観客が映画館に行くのは、忙しい仕事の中でリラックスし娯楽を享受したいためで、速いテンポで生き生きとしたストーリが観客を引き付ける」と話す。

北京光線影業と香港のアニメーション製作会社イマージ(IMAGI)が共同出資した「ATOM」は、監督と脚本はイギリス人と米国人だ。監督のデビッド・バワーズ氏はイギリス人で、ドリームワークスではシリーズ映画にアイデアを提供し、脚本のティモシー・ハリス氏は「ツインズ 」や「SPACE JAM(スペース・ジャム)」などの映画に携わった経験を持つ。

張昭総裁は最後にこう語る。「中国のアニメがさらに発展するには、世界の市場に進出して一切の優れたリソースを結集し、世界中の観客に受け入れられるストーリを作らなければらならない。中国が投資し、世界各地の優秀な人材を集め、中国制作の映画を世界に広めることは、中国文化の対外貿易を促進する重要な方法だろう」

 

「チャイナネット」 2009年10月30日

 

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