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第2次大戦時の中国人労働者が60万円の補償を獲得
発信時間: 2009-11-05 | チャイナネット

 楊世斗さん(69歳)は2日午前、やっと安心した気分になった。ここ数日、桟橋傍の豪華なホテルの海の見える部屋にいても、街に出る気分になれなかったのだ。楊世斗さんは注目を集めている「第2次世界大戦時の中国人労働者が日本の西松建設を訴えた案件」の5人の原告の1人だ。楊さんの父親・楊希恩さんはかつて日本に強制連行されて労働させられ、日本で死亡している。2007年に日本の最高裁判所は中国人労働者の訴えを退ける判決を下したものの、中日の熱心な協力者の支援の下で10月23日に西松建設は2億5千万円を出資して被害者補償の信託基金を設立することなどを条件に中国の原告と和解した。今回の和解に関する説明会が11月2日に青島で開催された。西松建設は労働者1人あたり60万円(人民元で4万元以上)の補償を行う。
 写真は日本での訴訟時の写真を見せる生存者の邵義誠さん(85歳)。

 「人民網日本語版」2009年11月4日

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