「水木清華」杯第2回日本語朗読大会が先週末(11月28日)、清華大学で開催された。北京や天津の各大学から200人余りの選手が参加した。いつものコンテストと違って、今大会はいくつかの特徴が見られた。
まず、日本語専攻以外の学生も参加可能なこと。大会は日本語専攻1年生と2年生、そして日本語専攻以外の三つのグループに分かれて行われた。日本語専攻以外の学生もこのようなコンテストに参加するチャンスが与えられ、日本語学習ブームの一端を伺うことができる。
そして、題材の豊富なこと。朗読大会のため、原稿を見ながら読む人も原稿なしで話す人もいたが、発表内容は政治ニュースから平家物語のような古典の一節、文学作品、漫画アニメ、小説、エッセイなど、実にバラエティーに富んでいた。
北京日本学研究センター主任・徐一平教授、日本国際交流基金・佐藤修先生、日本政府経済産業省・甲元信宏さま、(株)野村総研・加藤大也さま、(株)セコム・周坤さま、イトーヨーカドー財団・梅澤健一所長は朗読大会の審査員を担当した。
最後に優勝したのは、非専攻部門では清華大学公共管理学院の于智為さん、二年生部門では中国伝媒大学の楊一楽さん、一年生部門では外交学院の趙展さんだった。また、決勝には残れなかったものの素晴らしい朗読をたたえ、二年生部門からは14名、一年生部門からは24名の優秀賞が発表された。
「中国国際放送局 日本語部」 2009年11月30日