アザティ校長(左から4人目)一行と小島康誉氏(右から3人目)段躍中氏(右から2人目)の記念撮影
「日本僑報」によると、日本を訪問中の新疆師範大学校長、アザティ•スウリタン教授ら一行6名が5月10日夜、日中友好人士である日本NPO法人日中交流支援機構顧問、小島康誉氏が東京で開催した歓迎会に出席し、この機構の理事長である段躍中氏が示した新疆師範大学で日本語コーナーを創設する案に対し阿扎提校長は賛同の意を示し、年内に大学で第一回日本語コーナー開催記念式典を行うと表明した。
新疆師範大学は1978年12月に設立、現在新疆での基礎教育教員を育成する重要大学となっている。創立以来30年間、新疆師範大学は国際交流を重視し、日本の複数の大学と友好交流関係を結んでいる。また当校は日本に留学経験のある人材を大変重要視しており、彼らは教育と科学研究、国際交流など多方面で力を発揮している。
小島康誉氏は1982年からはじめて新疆を訪問し、以来120回以上現地を訪問している。新疆の古代遺跡の調査、修復に尽力し、新疆ウイグル自治区政府顧問、日中共同ニヤ遺跡学術調査日本側隊長などを務める。また“小島康誉新疆大学奨学金”、“小島新疆文化文物事業優秀賞”を設けたり、“日中友好希望小学校”の建設及びシルクロード児童就学育英金を創設したり、新疆の文化遺産の保護のため新疆の教育事業に大きく貢献している。今年5月、小島康誉氏はNPO法人日中交流支援機構顧問に就任し、当機構が中国で1000の日本語コーナーを設立する案を支持する考えを示し、今回新疆師範大学訪日団が東京を訪れる機会に、日中交流支援機構理事長段躍中氏と共に、新疆師範大学訪日団と新疆で初の日本語コーナーを創設する案について意見を交わした。
新疆師範大学校長であり、また党委員会副書記、博士生課程指導教官でもあるアザティ•スウリタン教授は、小島康誉氏は新疆の人々にとっての良き友人であり、また新疆のためにして下さった貢献は日中友好にとっての輝かしい1ページである、日本語コーナーの創設はより多くの日中交流の人材を育成し、日本と新疆の交流を推進することにつながると述べた。より多くの日本人、特に若い学生が美しい新疆へ学びに来ることを歓迎し、皆が協力して日本語コーナーが特色を持ち日中交流の足がかりとなるように努めよう、それと同時に、新疆に外国人留学生のために中国語コーナーを設立し、中国と外国の交流を促進するために貢献しようと呼び掛けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月14日