2008年5月12日、四川省ブン川を震源地とする大規模地震が発生してから2年がたつ。在中国日本大使館筋によると、この2年間、日本政府および日本の関係機関は主に次のような支援活動を実施した。
耐震建築人材育成プロジェクト
ブン川大地震は大勢の死傷者と大量の家屋の倒壊をもたらした。このプロジェクトでは、国家基準がすでに策定されているものの、必ずしも十分に実際の設計に反映されていない、耐震設計にかかるより高度な専門能力を有する構造技術者を育成する必要がある、適切な設計を適切な施工につなげるための技術者養成が必要である等の課題を解決するために実施している。構造技術者、関連の行政官に対する日本及び中国国内で研修を行い耐震技術に関する理解を促進させることで、耐震技術が普及する体制の整備に寄与する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月13日