中国南部で近ごろ、洪水災害が連発しており、岡田克也外務大臣は21日、中国の戴秉国国務委員、楊潔チ外交部長に見舞いの手紙を送った。
中国気象局の22日の予報によると、23日から26日までに、長江沿岸とその南部地域では大雨が降り、湖南や、江西、福建、江西などの被害は拡大するだろうとしている。
5月以来、南部では10回にわたって、大雨に見舞われた。降水量の多い長江南部と華南地方の平均降水量は587.8ミリに達し、これまでの最高を記録した。現在、南方の10の省と自治区の被災人口は2515万人に達し、死者は175人となっている。暴雨が相次ぎ、南方の多くの川の流れは警戒水位を超え、一部のダムは危険な状態になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月22日