日本の伊豆出身の「80後」(1980代生まれの世代)である加藤嘉一氏が新しい著書「伊豆から北京までどれほど遠いのか」を出した。北京大学に留学していた加藤嘉一氏はまさに「中国通」で、彼の鋭い観点はよく中国の様々なメディアにも取り上げられている。そのため、「日本の韓寒」と呼ばれることもあるが、それに対して、加藤嘉一氏は大変抵抗感があるようだ。
「韓寒さんはいいが、日本の韓寒と呼ばれる理由はまったくない。もっと肝心なのは日本には韓寒が出てこないことだ」と加藤氏は語る。なぜかと聞かれたら、「日本には『80後』さえ存在しない。『80後』は中国ならではの現象だ。日本の体制は一本調子で、若者を軽視し、異なる声を抑圧するため、『韓寒』は出てこないのだ」と答える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月29日