中国の陳徳銘商務部長は28日、第三回中日ハイレベル経済対話に出席した際、記者に対して「中日経済の依存度は非常に高い。双方が経済・貿易分野での協力を強化し、金融危機の影響からいち早く抜け出すことを期待している」と述べた。
陳商務部長によると、中日両国はこの対話でグリーン経済、産業、金融、農業の協力及びビジネス環境改善などの分野で具体的な意見交換を行った。特に省エネ、通信情報、物流、農産物の輸出入などで合意を達成した。
陳商務部長は、また、「中国側は、日本の対中ハイテク輸出制限の緩和、中国ビジネスマンの日本入国ビザ手続きの簡素化を期待している。一方、日本側は、中国の鉱物資源の輸出、情報安全政策などに注目している」と対話の様子を紹介した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年8月29日