四川大地震が発生してから2年余りが経った。復興活動は順調に進んでいるが、ある地域の被災地や特に貧困地域の被災児童は、いまだに困難な状況から脱け出すことができず、心のケアもまだ必要な状態だ。それに加えて今年4月に発生した青海地震の被災地の中には、支援の手が十分に行き渡っていない地域も多い。こうした状況の中で国内外の様々な関係機関は、子供たちへの教育支援や心のケアに注目している。
北京では6日、日本の国際協力機構(JICA)中国事務所が、中国の瑞麗陽光基金と共同で実施する「四川大地震・青海地震の被災地の子供の教育・心のケアを支援する活動」の調印式を行った。この調印式には、JICA中国事務所の山浦信幸所長、『瑞麗(Ray)』雑誌社の李春娅副社長、中国貧困撲滅基金会の盛華敏副会長が出席した。