東京映画祭の開会式を前にした23日午後、中国の国営映画会社・中国電影集団の江平副総裁は、中国映画代表団メンバーとともに、東京で記者会見を開き、中国映画代表団が東京映画祭への参加を取り止めることを表明した。
江副総裁は、「中国代表団は、交渉できず、解決できず、譲歩できない原則的な問題にぶつかった。世界には、ただ一つの中国―中華人民共和国しかなく、台湾は中国の分割することのできない一部である」と語った。
江副総裁はさらに次のように述べた。
「東京映画祭の開幕を前にして、このことをあいまいに、少なくとも表現が不正確があり、或いは形を変えて、『一つの中国と一つの台湾』の表現を認めることは、我々が心から遺憾の意を表わすものである。そして、中国映画代表団に対する東京映画祭の一部スタッフの不行き届きや、我々の申し立を尊重しないことに、遺憾と抗議の意を表明するものである。」
「東京映画祭に参加するのは、中国の大陸両岸の映画人であることを願っていたが、東京映画祭主催者は、台湾の前に『中国』という言葉をつけることを付けようとせず、これは中国代表団メンバーのプライドを傷つけるものであり、我々は遺憾ながらメディアに、中国映画代表団は東京映画祭への参加を取り止め、東京での滞在期間中には、東京映画祭のいかなる行事にも参加しないことを表明するものである」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月24日