中日青少年友好交流活動に参加する中国の高校生300人と日本の高校生が27日夜、東京の品川プリンスホテルに集まり、中日友好に華を咲かせた。「中国新聞社(東京支社)」が27日付で伝えた。
訪日代表団の王火生・総団長は歓迎晩餐会でのあいさつで、「中国と日本は一衣帯水の隣国であり、両国には2千年以上の友好交流の歴史があります。青少年には中日友好の未来が懸かっています。私たちはこの数日間で日本に対する理解を深め、中日友好促進のために自ら努力してゆきます」と述べた。
中国高校生の訪日活動は今年に入り5回目。今回の参加者は北京、黒龍江、安徽、広東など8つの省・直轄市から集まった。9日間の日程でグループに分かれて山形、香川、新潟、静岡などを訪問、名勝古跡を参観するほか、日本の防災・環境保護施設の見学、現地高校生との交流、さらに日本の家庭にホームステイし日本文化と社会を体験する。
中日青少年友好交流事業は両国首脳が共同確定した民間交流活動の一環として、中日友好に良好な基盤を築くための中日青少年間の相互理解と友情促進を目的としている。計画では2008年から2011年の4年間、毎年4千人前後の中日青少年による交流が行われる。2008年は「中日青少年友好交流年」として、中日双方から約5千人の青少年が交流活動に参加した。
「人民網日本語版」2010年10月28日