菅直人首相は2日午後、首相官邸で21世紀委員会に出席した唐家璇・中国側座長ら双方の委員と会談した。
唐家璇、西室泰三両座長は委員会を代表して会議の成果を紹介した。この中で唐家璇座長は会議で双方の委員が「いかにして中日関係を改善し発展させるか」をテーマに、率直な討論を行ったことを伝えた。さらに、中日の四つの政治文書の原則と精神に基づき、中日関係の安定的発展に努め、戦略的互恵関係が内包する意義をさらに深めることは両国人民の根本利益に合致し、また地域の平和と安定に有利だという認識で一致したことを紹介した。中日双方の相互交流は中日間の政治的に敏感な問題の適切な処理に貢献し、両国関係を健全で安定した発展軌道に復帰させることにつながる点でも認識が一致したことを表明した。
菅首相は21世紀委員会の成果と双方委員の努力に賛辞を送った。また、日本側は中国側と協力して、日中戦略的互恵関係の発展に今後も努める考えを明らかにした。
この訪問には程永華・駐日中国大使も同席した。
「人民中国インターネット版」 2010年11月3日