商務部の統計データによると、昨年8月までに、中国がアフリカに設立した企業は2000社に達し、各分野における投資は323億ドルに上ったことがわかった。また、日本もアフリカ市場に進出し始めているという。
日本の貿易担当者は2月8日、日本がアフリカの鉱物・インフラ事業に数十億ドルを投資し、中国のアフリカでの影響力を超えたい考えを示した。中山義活・経済産業省政務官によると、日本は投資先を探しており、石油天然ガス・金属鉱物資源機(JOGMEC)や日本とアフリカの合弁会社を通して事業を行う方針。
専門家は、アフリカへの投資は、中国とアフリカ新興国の貿易関係の構築に有利にはたらくと見ている。現在の中国のアフリカでの影響力は日本より遥かに高く、また、アフリカの消費者の購買力は穏やかに伸びている。
中山政務官によると、JOGMECは直接プロジェクトに参加するか、日本企業に融資を提供する形で、1プロジェクトにつき2-3億ドルの投資を行う考え。そのほか、日本は南アフリカのレアアース資源の開発にも意欲を示しているが、こうした投資プロジェクトは利益を出すまでに長い時間がかかる。さらに中山政務官は、日本が徐々にアフリカ市場に進出する考えであることを明かした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月11日