映像を見ると、日本の巡視船が大きくカーブし、中国漁船の前方に向かって直進し、衝突につながったのがはっきりわかる。道路での交通事故と同じで、「どちらがぶつかったか」で誰が全責任を負うべきかが完全に決まるわけではない。
日ロ間の領土争いで受動的な立場にある日本は、中日間の領土争いにおいて積極的になっているようだ。日本の海上保安庁の第十一管区海上保安本部はこのほど、釣魚島で衝突した中国漁船の詹其雄船長に1430万円(約111万5000元)の損害賠償を請求した。分析によると、中国人船長が日本側に損害賠償を支払う可能性は低いという。
海上保安庁によると、賠償額には巡視船2隻の修理費1239万円と修理スタッフの派遣費用が含まれている。勘定書は同日に詹其雄船長あてに国際郵便で郵送された。
中国漁船と日本の2隻の巡視船が昨年9月7日、釣魚島海域で接触し、中日関係に深刻な影響を及ぼした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月11日