第4回中日関係シンポジウムが閉幕 焦点は釣魚島事件

第4回中日関係シンポジウムが閉幕 焦点は釣魚島事件。 2日間に及ぶ「第4回中日関係シンポジウム」が閉幕した。釣魚島漁船衝突事件の発生後はじめて行われる大規模な会議として、今回のシンポジウムで釣魚島事件は避けることのできない話題である。釣魚島をめぐる問題は専門家や学者らの議論の中心となり、会議全体を通して話し合われた…

タグ: 中日関係 シンポジウム 閉幕 焦点 釣魚島 事件

発信時間: 2011-01-12 17:23:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民外交学会と日本世界平和研究所が共催した「第4回中日関係シンポジウム」が12日、円満に閉幕した。2日間に及ぶ会議で、中日両国の専門家、学者らは「両国の国内情勢と中日関係」、「北東アジア地域安全と経済協力」、「国民レベルでの相互感情の深化に向けた取組み」などの議題をめぐって率直で突っ込んだ討論を行い、中日の戦略と安全面の相互信頼を確実に強め、両国国民の感情を改善し、中日関係の健全で安定した発展を進めるよう呼びかけた。

釣魚島漁船衝突事件の発生後はじめて行われる大規模な会議として、今回の中日関係シンポジウムで釣魚島事件は避けることのできない話題である。日本政府が釣魚島問題への対処で過ちを犯したのはなぜか、釣魚島海域に争いが存在することをなぜ否定するのか、東中国海の共同開発に関する交渉中止の責任は誰にあるのかなど、釣魚島をめぐる問題は専門家や学者らの議論の中心となり、会議全体を通して話し合われた。

中国の学者は会議で、「釣魚島漁船衝突事件の発生後、日本政府は国内法を強引に用いて中国人船長を拘束し、両国関係は一気に悪化した。日本国内でも菅内閣の対応は不適切という声が多かった。日本政府がこのような戦略の過ちを犯したのはなぜか」と提起した。

これについて会議に出席した民主党議員は、釣魚島事件は民主党代表選挙のときに発生し、菅直人首相はこれに苦慮しており、釣魚島事件への対処を戦略的に考える時間が十分なかったため、対応を誤る形となったと語った。一方、中国側の学者は、これは民主党政府が「中国脅威論」の対策のためによく考えた結果である可能性が高いとの見解を示した。

日本政府内に中日両国間に領土争いが存在することを否定する傾向が現れたことについて、中国側の学者は、日本政府に交渉の誠意が欠けていることの表れだと指摘し、歴史の資料を見ても現実の衝突を見ても、釣魚島に中日の領土争いが存在することは明らかで、これは否定できないことだと述べた。また、ロシアと韓国が日本との間に領土争いが存在することを否定すれば日本の国民感情はどのような影響を受けるか、自分の身に置き換えて考えるよう日本側に要求した。

1   2    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。