共同治療者として紹介されている小野博行医師は「5年ほど前、独身の男女が婚活に悩まされ、大きなストレスと苦しみを感じていることが分かった。日本の結婚相談所は膨大な数の独身男女の紹介を行なっているが、紹介料の支払いが済んでしまうと、その後のことまでは面倒を見ることはなく、お見合いの行方や失敗した場合のケアにも無関心である。お見合いで断られた方は、結婚相談所に断られた理由を聞くこともできず、苦い挫折感を味わうことになるのだ」と述べた。
外来に訪れる人の年齢は大体25~40歳で、婚活の失敗を引きずっている人が多い。
この「婚活疲労外来」は婚活で失敗して悩みを抱える人々を助ける、最初のメンタル・サポートセンターになった。