日本外務省領事局外国人課の岡田健一課長が昨日、北京で取材を受けた際に、「日本は今年、中国で新設した『医療ビザ』を更に広めていくつもりだ。多くの中国人が日本に治療や検査に訪れるように促進していく」ことを明かした。「医療ビザ」の設立は、日本の高水準の医療を活用して、中国の富裕層を惹きつける目的がある。ビザは最長3年で、何度でも申請できる。
ターゲット:中国の富裕層
2010年12月16日、菅直人首相は国会で外国人の「医療ビザ」を新設することを決定した。日本の「新たな成長戦略」の肝心な切り札として、富裕層の医療目的での来日がもたらす経済効果を期待している。医療と旅行を連携して「医療観光」を促進し、繰り返し日本を訪れ、長く滞在する国外からの患者を増やしていく予定だ。
ビザのメリット:長期で便利
「医療ビザ」のメリットは多数ある。まずは、ビザの有効期限の長さだ。最長で3年、1回の滞在期間は最長で半年。毎回の滞在期間が90日間を超えなければ、有効期限内は何度でも日本と往復することが可能である。
また、同伴が必要な患者にとって嬉しいのが、家族或いは他の同伴者にも同じ種類のビザがされ、同じだけ滞在することができることだ。日本での患者の外出や生活にはこの上なく便利である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月4日