中国のネットユーザーの「ミニブログ熱」は多くの政治家や各機関に大きな影響を与えただけでなく、今では各国駐中国大使館にまで広がっている。台湾の報道では、各国の駐中国大使館はこぞって中国語のミニブログを開設し、「ミニブログ外交」を展開しているが、国によってやり方は多種多様だと紹介している。例えば、アメリカ大使館のミニブログは動きが活発だが、日本は比較的控えめであるという。
台湾「旺報」3月3日の報道によると、少し前に開かれた世界経済フォーラムで、ソーシャルネットワーク責任者で実業界の大物である、マティアス・ルフキンス氏は「『ミニブログ外交』がすでに世界の政治界で新たなブームになっている」と述べた。そのブームの勢いはもう中国にまで来ているようだ。アメリカ、イギリス、エジプト、フランスなどの駐中国大使館は皆揃って、中国語のミニブログを開設し、自国の情報を発信して中国のネットユーザーとの交流を重ねている。
「ミニブログ外交」に意欲的な各国のミニブログには、それぞれの特徴がある。日本駐中国大使館も今年の2月1日にミニブログを始めたが、たったの1カ月で、ファンは一気に2万人以上に増加した。しかし、中国の国内問題に対してはずっと「上手く避けて」おり、「控えめな態度」を取っている。
比べてアメリカ大使館のミニブログには勢いがある。アメリカの国内状況を盛んに紹介し、中国で話題になっている問題に対しても、きちんと見解を示している。開設から半年の取り組みが実り、今では5万人近くのファンがいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月4日