東北・太平洋沖地震で、在日中国大使館(東京・元麻布)のトウ偉報道官(参事官)は11日、中国国営・新華社通信の記者に対し、日本時間同日夜11時の時点で、中国人の被害は確認されていないと発表した。
トウ報道官によると、地震発生後、緊急対応策を直ちに発動し、中国人の安否確認に全力を挙げている。大使館のウェブサイトに救援・相談を受け付ける電話番号を掲載し、日本在住の中国人の救援に全力を注いでいる。通信不能の状況で、現在すでに在日中国人10人の無事が確認されている。
今回の地震で、在日中国大使館および各総領事館に死傷者は出ていない。大使館は当日夜、被害の最も深刻な宮城県に担当者を派遣。現在、中国人の安否確認に全力を挙げているという。
全日本中国留学生学友会によると、中国人留学生が被害に遭ったとの報告は現在のところ入っていないという。
「人民網日本語版」2011年3月12日