日本の共同通信社が12日伝えたところによると、原子力安全・保安院は同日、大地震によって自動停止した福島第一原子力発電所1号機の周辺で、放射性物質のセシウムを検出したと発表した。担当官は、「炉心溶融が起きている可能性がある」と述べた。原因は、原子炉の冷却が不十分だったためで、原子力発電所はかなり危険な状況にある模様。日本で放射性物質の漏えいが確認されたのは初めて。
原子力発電所の正門前では、放射線量が通常時の約70倍以上、1号機の中央制御室では、同約1000倍に達している。
中国国際放送局(CRI)の駐日記者によると、放射性物質の漏えいを処理する自衛隊の専門部隊がすでに福島第一原発と第二原発に到着し、処理を行っているという。最新情報によれば、作業中に、自衛隊隊員1人が死亡、2人が行方不明になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月12日