現地時間14日午前11時頃、福島原発で二回目の爆発が起き、日本で救援活動をしている民間の慈善家陳光標一行の救援活動計画は変更を迫られた。当地の当局関係者に阻まれ、既に東京に撤退している。陳光標は、今回既に総計で170万元を使っており、もし日本の状況が危機的になり、救援活動が難しくなれば、直ちに帰国する事を考えると言っている。
陳光標の廃墟での姿勢がネット参加者から「動作が不自然」と指摘されている
困窮状態にある福島で、陳光標は現地の住民にマスク等救援物資を提供したばかりでなく、廃墟の中から一人の婦人を救出した。
廃墟で婦人を救出
13日現地時間の午後7時、あたりが既に暗くなってきた時、陳は廃墟の中から一人の人が助けを求めて叫ぶのを聞いた。そこで懐中電灯を持って近づいたところ、崩れた家の中一人に閉じ込められている50歳前後の婦人を見つけた。余震がいつ来るかわからない危険があるのを顧みず、陳とその同行の友人達はその家に近づき、窓ガラスを砕いて閉じ込められた女性を助け出した。「女性は何回も日本語でお礼を言っていた」との事である。
対話:写真は「やらせ」だが、救助は本当のこと
陳光標が日本に行き、活発な慈善活動をしている事に対して、多くのネット参加者から賛同の声が寄せられている。「新快報」の記者はネット参加者の関心のある事柄に就いてインタビューを行なった。
――13日夕刻のミニブログ掲載の写真を、その数枚はぎこちなく不自然でやらせて撮ったのではという声が出ている。その時の様子はどうだったのか。
陳光標:我々が日本に来たとき皆デジカメは持って来なかった。13日は日本の友人が携帯電話で写真をとって記念にしようと言ったので、その廃墟で人を救ったところに行き、そこに立っていろいろな姿勢をとって写真を撮らせた。
――三日間の救援の間、中国人に遇ったか。
陳光標:遇っていない。在日中国人には一人も遇わなかった。
――福島、茨城県には困っている多くの中国人がいるのだが、彼らと連絡はしなかったのか。
陳光標:我々は道すがらずっと救援用の物品を買い、救助を求め必要な人に提供した。どうやって在日中国人と連絡したらよいのか知らないし、連絡の方法もない。更には困っている中国人側から我々と連絡する方法もない。
写真:
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月15日