中国の温家宝総理は12日に、日本の菅直人首相と電話会談を行った。温総理はその際、「中国は日本の震災救援活動を支援し、日本と連携して救援と再建における協力強化を願っている」と強調した。
日本が放射能汚水を海へ放出したことについて温家宝総理は「中国政府と人民はこのことについて非常に関心を持っている」とし、日本政府に対し、この放出による海の環境、特に周辺国にもたらした影響を重視し、関連の国際法を厳格に遵守して、関連の予防措置の着実な実行と、関連情報の全面的な連絡を要求した。
菅直人首相は、福島第一原発事故の発生に遺憾の意を表し、中国を含む国際社会に関連情報を直ちに通報し、事故の原因を徹底的に調べ、国際原子力安全協力のために貢献するとの考えを示した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年4月13日