地震発生から約1カ月、津波被害で使用が不可能だった日本宮城県仙台空港が、4月13日から運行を再開した。米メディアは、仙台空港の運行再開は、米軍の救援活動を円滑にする目的もあるが、米軍はこれを手放しで喜ぶことはなく、返って静かに仙台を後にした。世界に「主役の見せ場を奪った」と評価され、日本の人々の神経を逆なですることを米国は恐れたのだ。
米国「ニューヨーク・タイムズ」13日の報道では、米国空軍が先月、仙台空港に到着した時、あたり一面は瓦礫の山で廃墟と化していたという。建物の損壊は酷く、滑走路は津波で流された自動車や遺体で埋め尽くされていた。そして、イラク戦争で鍛えられた米軍隊員による数時間の作業で、1本の滑走路が姿を現し、救援作業のための米軍機の離発着ができるようになった。作業は数週間続けられ、仙台空港の滑走路は元の状態に戻った。