加藤嘉一著書の抜粋③中国の「蝸居」のロジック

加藤嘉一著書の抜粋③中国の「蝸居」のロジック。 中国の1980年代生まれの人が「蝸居」や「蟻族(定職がなく低家賃住宅で共同生活をする人々)」にならなくてはいけない元凶は主に二つある。それは「家と結婚」であり、この二つは切っても切れない関係で、相互に補い合っている…

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発信時間: 2011-05-10 13:59:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「中国で最も人気のある日本人」と言われている加藤嘉一さんが、自身の中国での8年間にわたる生活での経験や感じた事を綴った『中国のロジック』。そこでは、第三者と言う中立的な立場で見た中国の人々が当たり前だと感じている日常や出来事が語られており、このような出来事を解決するための「処方箋」が示している。その「処方箋」が中国にどれだけ役に立つのかはさて置き、加藤嘉一さんの勇気ある指摘に人々は感心した。

「中国通」日本人が見る中国の姿

以下は著書からの抜粋。

狭い家に住む都会人「蝸居」のロジック

中国の1980年代生まれの人が「蝸居」や「蟻族(定職がなく低家賃住宅で共同生活をする人々)」にならなくてはいけない元凶は主に二つある。それは「家と結婚」であり、この二つは切っても切れない関係で、相互に補い合っている。中国の若者は、家がなければ結婚できないと考えており、互いにプレッシャーを与え合っている。

日本では結婚と家を結び付けて考えるようなロジックはない。大学を卒業してすぐに、マイホームを買う事を考えている人などいない。「1K」の小さな部屋に住み、地道に10年ほど仕事をして、お金が溜まって自信を持てるようになってから家を買う事を考え始める。女性も家を持っているかどうかを結婚の条件にしたりはしない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月10日

 

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