米国電気電子学会(IEEE)の統計によると、2008年末、世界各地ではすでに各業種で100万台前後の工業用ロボットが配置されていることがわかった。なかでも日本で働くロボットは世界1の数であるという。
作業員とロボットの割合に基づいて算出されたデータで、作業者1万人あたり何台の製造ロボットを保有しているかという数値だ。日本の工業用ロボットの「密度」は世界平均水準の10倍以上に達しており、2位のシンガポールに比べても2倍である。
詳細に見ると、日本では1万人あたり295台の工業用ロボットを保有し、シンガポールは169台、韓国164台、ドイツ163台である。上位の3ヶ国はいずれもアジアにあるが、地域的にはヨーロッパが工業用ロボットの密度が一番高い地域となっている。ヨーロッパ諸国では工業用ロボットの密度は1万人の作業員に50台であり、アメリカは平均31台、アジアは平均27台だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月11日